烏龍茶とピルの飲み合わせは良くない!気を付けよう!

食べ物や薬には食べ合わせや飲み合わせというものがあり、同時に体内に入ることで悪影響が出ることもあります。食べ物の場合には、せいぜいお腹を壊す程度で済みますが、薬の場合には効果が増幅されたり薄れたりしますし、それによって副作用を高めたり、肝心の薬の目的を達成することが出来ないといったこともあるものです。

ピルの場合には、烏龍茶は飲み合わせとして避けることが求められるもので、ピルと烏龍茶を一緒に飲むと、頭痛や不正出血、下腹部痛や下痢、便秘、むくみなどが起こることがあります。さらに血栓症のリスクも高まるとされており、血栓症が原因で脳梗塞や心筋梗塞といった重症となると死亡する可能性のある疾患を起こさせることも考えられるのです。ただ、これら頭痛や不正出血、下痢、便秘といった症状や、血栓症といった重症化する疾患リスクを高める理由は疫学調査でわかったものになります。このため原因についてもよくわかっていないものですが、原因としては烏龍茶に含まれるカフェインが影響しています。

そもそもカフェインは体内に取り入れることで覚醒作用があるもので眠気防止にもなりますが、血圧を上げる作用もあるなどいわゆるやる気を高めるといった面で効果があるものになります。女性がカフェインを摂取しても同様の作用がありますが、一方でカフェインは女性ホルモンの影響を受けることがわかっており、低用量ピルを服用していたり、排卵から生理がはじまるまでの約2週間である黄体期に摂取すると効果が長くなる傾向にあります。それとカフェインはエストロゲンの分泌を刺激することもあり、エストロゲンの増加はむくみ症状が現れたり乳腺症の症状を強くすることが知られます。

このようなことから、ピルを使用する時には烏龍茶はもちろんカフェインが含まれる飲料については飲み合わせを行うのはリスクを高めるだけで、良い行為とはいえません。なお、カフェイン量については、烏龍茶はそれほど多くなく150mlあたり40mgから50mgで、インスタントコーヒーの150mlあたり50mgから70mgと比べると少ないものです。紅茶も150mlあたり30mgから80mgですから、格段に烏龍茶がカフェインが多いというわけではありません。ただ、烏龍茶の場合には一度に飲む量が多いためそれだけ多くのカフェインを摂取してしまうことになり、これが飲み合わせで悪い影響が出る理由となっていると考えられています。